BPRにおいて重要な点は、「判断基準の明確化」です。 「顧客基準」「時間基準」「キャッシュ基準」等があります。 いきなり「あるべき姿」や「To-Beモデル」を 策定するコンサルティング会社やERPベンダーが存在しますが、それは誤りです。なぜなら同じ業務プロセスが、 「時間基準」では「適切」であっても「顧客基準」では「不適切」な場合があるからです。 このような矛盾(コンフリクト)を解決するために、第三者が判断する場合は基準の明確化が必要になります。
業務プロセスの再構築にあわせて、ほとんどの場合にITが重要な役割を占めるため、 システム化計画を策定し、RFP作成、ITベンダー選定、IT導入プロジェクト管理まで行います。
なお、RFP作成だけのサービスも承っております。
BPRコンサルティング事例(一部抜粋)
土木設備会社における基幹業務の合理化
「時間基準」を最重視した業務プロセスの見直しを実施。 業務フローと時間分析により、多くの重複した作業が明らかになり、プロセスを統廃合しました。
また、経営層が望む工事別の利益管理が出来ていなかったのですが、 「統制基準」による業務の見直しにて、工事別利益管理が可能なプロセスに変更いたしました。
燃料輸送会社の本社業務の合理化
「時間基準」を最重視した業務プロセスの見直しを実施。 経営層から「本社業務の人員を半分にしたい」というミッションをうけ、 業務フローと時間分析により、重複したプロセスや形骸化したプロセスを統廃合しました。
さらに、「顧客基準」でみると、内部需要による多くのプロセスが存在しておりましたので、 それらの目的と効果を明確化することで、不要と考えられるプロセスを廃止していきました。
食品原料卸売会社の営業業務のITによる再構築
「顧客基準」を最重視した再構築を実施。 昨今の食品へのトレーサビリティ・品質重視の中で、顧客からの食品への必要要件(例えば原産国、生産国、遺伝子組み換え等) が高度化しています。それらに、即座に応えて、最適な提案できるか否かが競合他社との差別化に繋がるため、 商品情報をデータベース化し、営業マンが客先からでもモバイル環境にて商品情報を検索し、顧客へ提案できるように ITで営業業務を再構築しました。
さらに、顧客が望まれた原材料を、その場でサンプル品を発注可能にし、「顧客基準」「時間基準」の両方を満たす プロセスを実現しました。
RFP作成の実績も多数ございます。お気軽にご相談下さい。
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